ミョウバンはいったいどこで買うことができるのでしょうか?
また、焼きミョウバンとの違いや、使い道についても気になる方もいると思います。
そこで今回の記事では、ミョウバンがどこで買うことができるのか、焼きミョウバンとの違い、ミョウバンの使い道について紹介します。
ミョウバンの入手先について
食用ミョウバンは、スーパーマーケットの漬物関連商品のコーナーで一般的に見つけることができます。
一方、非食用ミョウバンは、ダイソーなどの店舗では特に自由研究キットとして販売されている時期に容易に見つけることが可能ですが、季節によっては取り扱いがない場合もあります。
薬局やドラッグストアでは、通常ワセリンやエタノールが置かれている場所にミョウバンも配置されています。
ミョウバンと焼きミョウバンの違いについて
ミョウバンと焼きミョウバンの最も大きな違いは、水分の有無にあります。
・ミョウバン:水分を含んだ結晶形状をしています
・焼きミョウバン:ミョウバンを加熱して水分を飛ばし、粉末状に加工したものです
焼きミョウバンは湿気を吸いやすいため、湿度の高い環境下では元のミョウバンの状態に戻りやすくなります。
そのため、保存する際は湿気を避ける必要があります。
また、使い勝手の良さから、市場では焼きミョウバンの方が一般的に多く販売されています。
しかし、ミョウバンも焼きミョウバンも効果は水分の有無に関わらず変わりません。
ミョウバンの基礎知識とその使用方法
ミョウバンとは、料理でのアク抜きや食材の形を保つなど、さまざまな用途に使われるものです。
料理愛好家なら、ミョウバンの使用を一度は経験したことがあるかもしれません。
ミョウバンは「硫酸アルミニウムカリウム」という化学物質で、通常は無色や白色をしており、結晶形か粉末形で存在します。
味は少々渋く、独特の臭いはありません。
過去には、奈良時代に「白礬」として医療にも使用され、治療薬としての価値が認められていました。
その時代では、現代と比べてもはるかに貴重な物質でした。
ミョウバンの具体的な使用例
ミョウバンの使用例を紹介します。
漬物の色の保持
漬物、特にナスの漬け物をする際、ミョウバンを加えることで色落ちを防ぎます。
ナスの色が変わるのは、アントシアニンという色素の不安定さが原因ですが、ミョウバンがそれを安定させます。
消臭効果
ミョウバン水は、特に汗のアンモニア臭を減少させるのに効果があり、汗をかいた後の臭い対策に役立ちます。
抗菌作用
ミョウバン水は、肌トラブルや臭いの原因となる周囲の微生物の成長を抑え、これを除去する効果があります。
制汗効果
ミョウバン水には皮膚を引き締める作用があり、汗腺の活動を抑制し、制汗効果が期待できます。
また、デオドラント製品にも使用されることがあるミョウバンは、自然な効果から自家製デオドラントとしても利用されています。
ミョウバン水のつくり方
ご家庭で簡単に作れるミョウバン水の作り方をご紹介します。
【ミョウバン水の作り方】
■準備するもの
・焼きミョウバン(生ミョウバンを使用する場合は75gが必要)
・1.5リットル以上の容量がある容器(使用済みのペットボトルなど)…1つ
・水…1.5リットル
■作り方
- ペットボトルに焼きミョウバンと水を入れ、よく振って混ぜ合わせます。
- ミョウバンが大体溶けたことを確認します(すべてが溶けていなくても、少量の白い粉末が残っていても大丈夫です)。
- キャップをして、液体が透明になるまで1日から3日間、暗くて涼しい場所に置きます。
- 液体が透明になったら使用準備完了です。使用する際は、10倍に薄めて利用ください。
スキンケアにミョウバン水を使う場合は、軟水やミネラルウォーターを使用することをお勧めします。
ミネラルウォーターを使用する際は、原液を少なめにして冷蔵保存し、1週間以内に使用し切ってください。
水道水を使った原液は、塩素が含まれているため、冷蔵保存で約1ヶ月持ちますが、スキンケア以外の目的で使用するのが適しています。
また、ペットのトイレの消臭剤として使用する場合は、スプレーボトルを100円ショップで購入しておくと便利です。
必要な材料は少なく、手軽に入手できるものばかりですので、ぜひお家に一本作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
市場に出回っているのは主に焼きミョウバンですが、ミョウバンと焼きミョウバンは、水分の有無の違いだけで、効果に差はありません。
食用のミョウバンはスーパーマーケットで、非食用は薬局やドラッグストアで手に入ります。
オンラインでの購入も可能なので、気軽にチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。