お気に入りの服を洗っていたら、他のアイテムから色が移ってしまったことはありませんか?
本記事では、そんな時に役立つ、特に淡色のアイテムに色が移ってしまった際の対処法と予防策をご紹介します。
色移り問題を解決する6つの方法
白いアイテムも救えます デニムと一緒に洗った結果、白い洋服に青みがかったシミができてしまったり、赤い服の色が移ってピンクに変わってしまったりすることってありますよね。
思いがけない色移りは厄介ですが、適切な処理を行えば、白い洋服を元の状態に戻すことができます!
約50℃のお湯での再洗濯
色移りが起こった際は、約50℃のお湯で衣類を再び洗濯する方法をお試しください。
普段は色落ちの恐れがあるため温水での洗濯は推奨されませんが、この場合はその特性を活かします。
温水のみで洗うことで、本来の色は保ちつつ、移った色だけを取り除くことが期待できます。
色移りに気付いたら、迅速に温水洗濯を試してみてください。
この後で紹介する洗剤を使う方法と組み合わせると、さらに洗浄効果が上がります。
通常よりも濃い洗剤での洗濯
普段使っている洗剤を通常の2~3倍の量で使って洗濯してみましょう。
この方法は色移りした部分を効果的に除去できる可能性があります。
洗剤は、アルカリ性が中性よりも適しており、形状では粉末が液体よりも推奨されています。
重曹とお酢を利用した洗濯
軽い色移りや局所的なシミには、重曹とお酢を用いた洗濯が効果的です。
通常は弱アルカリ性の洗剤と酸素系漂白剤の組み合わせで処理しますが、家庭にある重曹とお酢で代用できます。
これらの成分を組み合わせることで化学反応が起き、汚れが落ちやすくなります。
ただし、洗濯後は重曹が衣類に残らないようにしっかりとすすぎを行いましょう。
オキシクリーンを使用した前処理
色が移ってしまった白い衣類には、オキシクリーン(またはオキシフレッシュ)の使用がおすすめです。
手順は次のとおりです。
まずバケツを用意し、
- 約50℃のお湯
- 通常使用する洗剤の2〜3倍の量
- そしてオキシクリーンの推奨量
を混ぜ合わせます。
その溶液に色移りした衣類を浸し、30分から1時間ほど置いておきます。
その後、普通に洗濯するか、清水でしっかりすすぎましょう。
装飾が施された衣類やニット素材の場合、オキシクリーンの使用は避けるべきです。
これは、損傷や収縮の原因になる可能性があるからです。
塩素系漂白剤(ハイター)を使用した前処理
しつこい色落ちのシミには、ハイターを使用した前処理が効果的です。
手順は次のとおりです。
- バケツを用意し、水とハイターの推奨量を混ぜ合わせる
- その溶液に色移りした衣類を浸し、約30分置く
- 衣類を水でしっかりすすぐ
ハイターは塩素系漂白剤であり、使用は以下の条件を満たす衣類に限られます。
- 衣類が白いこと
- 素材が麻、綿、ポリエステル、アクリルであること
ハイターの使用はデザインや色に影響を与える可能性があるので注意が必要です。
また、皮膚が敏感な方はゴム手袋を使用するか、皮膚に触れたらすぐに洗い流してください。
プロのクリーニングサービスを利用する
自分で対処するのが難しい場合は、クリーニング専門店に頼るのが良いでしょう。
色移りによる洗濯は、衣類を傷めるリスクがあるため、注意が必要です。
前もってやっておきたい!色移りを防ぐためのポイント
色移りを未然に防ぐための予防策をいくつかご紹介します。
ここでは、特別な道具を使わずに行える簡単な方法をピックアップしました。
洗濯時のお湯の温度は40℃以下に
洗濯の際に水温を40℃以下に設定することで、衣類の色落ちを防止できます。
温水を使うと汚れはよく落ちますが、色を保持するためには冷水が適しています。
お風呂の残り湯を利用する場合も、40℃以下に冷ましてから使いましょう。
色に応じて洗濯を分ける
色移りのリスクが高い衣類や、新しく購入した濃い色の服は、初めて洗う時は単独で行うのが良いでしょう。
特に注意すべきは以下の組み合わせです。
綿、麻、シルクの衣類や、色が濃いもの、外国製の衣類は、着用前に一度洗濯しておくことをお勧めします。
これにより、他のアイテムへの色移りを防ぐことができます。
洗濯後はすぐに衣類を干す
洗濯後の衣類を放置すると、湿った状態で他の衣類と触れ合うことで色移りのリスクが高まります。
少し手間でも、洗濯後は早めに干しましょう。
これで色移りの心配を軽減できます。万が一色移りが起こった場合も、早めの対応でシミを取り除くことが可能ですので、焦らずに処置しましょう。
そして、どうしても取れない色移りが発生した際は、クリーニング専門店への相談も考えましょう。