絵を描いていて突然「青」の絵の具が底をつくことがありますが、そのような時にはどうすればいいのでしょうか?
自分で青を作ることは可能なのでしょうか?
特に空、海、川を描く風景画には「青」が不可欠です。
使用頻度が高いため、青の絵の具が不足した場合の対処法や、絵の具がない時の解決策について解説します。
さらに、青の絵の具の作り方や、さまざまな青色の調合方法についても紹介します。
青色の調合法
青色の作り方と、不足した場合の解決策をご紹介します。
自作できる青は存在するのか?
青色を自作することはできません。
青は三原色の一つであり、他の色を混ぜて作ることのできない基本色です。
青が不足した場合の対応策
青を自作することはできないため、不足した際の対応策をお伝えします。
1.水色や紺色で代用する
水色や紺色が手元にある場合は、これらを代用として使用することができます。
ただし、完全な「青」にはならないため、求めていた色とは異なる場合があり、ある程度の妥協が必要です。
2.新たに購入する
精確な「青」が必要な場合は、他の色で代用するよりも新たに購入した方が効果的です。
期待した色にならないと、作品をやり直す必要があるかもしれません。
そのため、新たに購入して理想的な作品を完成させることが最も満足できる方法です。
青色絵の具の成分について
青色絵の具の主成分は青色顔料です。
高級な絵の具では、ラピスラズリやアズライトのような天然鉱石顔料が用いられます。
市販されている一般的な青色絵の具には、「合成ウルトラマリン」が頻繁に使用され、これはカオリナイトと硫黄を原料としています。
青系色の調合方法
青系の色はバリエーション豊かです。
一つの「青」だけでは表現が足りない場合に、さまざまな青系の色を活用する必要があります。
以下に、青系色の調合方法を説明します。
群青色
- 「水色+赤紫色=群青色」
- 「水色+赤色=群青色」
群青色を作る際は、赤よりも青の割合を多くすることがポイントです。
水色
- 「青+白=水色」
基本の青色に白を加えることで水色が作れます。
藍色
- 「青+黒=藍色」
- 「青+緑=藍色」
藍色は、黒または緑を少量加えることで作成します。
黒ではなく緑を使うこともできます。
ターコイズブルー
- 「水色+黄色=ターコイズブルー」
ターコイズブルーは緑がかった青色です。
緑を多くするとターコイズグリーンになりますので、青が主体となるように調整してください。
瑠璃色
- 「青+赤紫=瑠璃色」
- 「青+ピンク=瑠璃色」
瑠璃色は赤みを帯びた青色で、赤系の色を少し加えることで作成できます。
まとめ
今回は「青色の作り方!さまざまな青のバリエーションを探求!」としてお送りしました。
青色を自作することはできません。
他の色を使って代用する方法もありますが、最も良い方法としては購入することをお勧めします。
青色に関する知識を深め、さまざまな青系の色を上手に使いこなすことで、表現の幅が広がります。
青を用いた色の混合を楽しんで、より鮮やかな絵を描くことができるようになるでしょう。
ぜひ、この方法を試してみてください。