とうもろこしはその甘さとジューシーさで人気ですが、新鮮な状態を保つのは難しいですね。
冷蔵保存しているときにしわができてしまったとうもろこしを、何とかして元に戻したいと思うことでしょう。
完全にしわを解消するのは不可能ですが、適切な調理方法を選べば、見た目のしわを多少改善することができます。
この記事では、しわしわになったとうもろこしの見た目をどのように改善できるか、また、とうもろこしを長持ちさせる保存方法についてご紹介します。
しわしわになったとうもろこし、どう対処する？
はじめに断っておきますが、しわしわになったとうもろこしを完全に元通りにするのは不可能です。
とうもろこしがしわになる主な理由は、時間が経つにつれて水分が失われるからです。
収穫直後はとうもろこしは非常に鮮度が高く、水分を豊富に含んでいますが、保存していると徐々に水分が失われます。
一般的に、野菜は時間が経過すると乾燥します。
例えば、大葉やレタスなどの葉物野菜は、水を与えることで一時的に鮮度を回復できます。
これは、葉が薄く水分がすぐに吸収されやすいからです。
しかし、とうもろこしは果実類であり、太い芯があるため、水分が中心部に届きにくいです。
そのため、一度失われた水分を完全に取り戻すのは難しいです。
それでも、しわを多少なりとも改善する方法としては、茹でることがあります。
この方法は、水分を補給し、とうもろこしの粒を少しでもふっくらさせる効果があります。
私もしわになったとうもろこしを見つけたら、まずは茹でてみることが多いです。
この方法で見た目が少し改善されることはありますが、残念ながら元の味や甘さを完全に取り戻すことはできません。
しわがあるとうもろこしは鮮度が落ちており、その甘みも失われています。
結論として、とうもろこしは新鮮なうちに食べるのが最善です。
しわしわになったとうもろこしの活用法
しわしわになってしまったとうもろこしは、風味豊かな料理に活用するか、スープの具として使用するのがおすすめです。
茹でて柔らかくしたり、電子レンジで加熱した後に天ぷらにして食べると、美味しくいただけます。
しわしわになったとうもろこしを元の状態に完全に戻すことは難しいですが、食べられなくなるわけではありません。
ただし、次のような症状が見られるとうもろこしは、腐敗が進んでいる可能性が高く、食べると健康に悪影響を及ぼすことがあります。
これらの症状があるとうもろこしは、食べずに廃棄することが望ましいです。
とうもろこしの皮は外見の変化がわかりにくいこともありますが、腐敗すると皮が茶色に変色することがあります。
しわがあっても他の異常が見られなければ、食べることはできます。
しかし、時間が経つととうもろこしの甘さやジューシーな食感は減少するため、そのまま食べると味が物足りない場合があります。
とうもろこしのしわを防ぐための最良の保存方法
とうもろこしは収穫された直後から急速に鮮度が低下し、最も美味しい状態は非常に短期間です。
鮮度が落ちるととうもろこしはしなびてしまいますから、すぐに適切な保存方法を取り入れることが重要です。
ここでは、とうもろこしを新鮮な状態で長持ちさせる2つの方法をご紹介します。
未加熱の場合の保存法
皮付きで冷凍する
- とうもろこしのひげを取り除き、汚れを洗い流します。
- 皮を付けたままのとうもろこしをプラスチックラップで一本ずつ包み、ジップロックバッグに入れて冷凍庫で保管します。
この方法は購入したその日に行うのが最も効果的で、手軽にとうもろこしを保存できます。
保存期間は最大1ヶ月です。使わないとうもろこしはすぐに冷凍しましょう。
解凍時には、ラップに包んだまま電子レンジで加熱するだけで、すぐに美味しい茹でとうもろこしを楽しめます。
300gのとうもろこしを600Wの電子レンジで5〜6分加熱し、均等に温めるために途中で返してください。
加熱後の保存法
氷水で冷却する
- 茹でたり電子レンジで加熱したとうもろこしを熱いうちに氷水に入れて冷やします。
- 冷めたら水分を拭き取り、きれいなラップでしっかりと包みます。
この方法は、加熱後のとうもろこしの水分の蒸発を防ぎ、しわの形成を抑えます。
冷やしたとうもろこしは食べやすく、猫舌の人にも好評です。
また、保存がきくため、お弁当に入れるのにも適しています。
しなびたとうもろこしの復活は困難
この記事では、しなびたとうもろこしの復活方法とその調理・保存法を詳しく説明しました。
しなびてしまったとうもろこしを元の状態に完全に戻すのは難しいですが、茹でることで粒を一時的にふくらませることは可能です。
しかし、元の鮮度や風味までは回復しません。風味が落ちたとうもろこしは、味の濃い料理やスープの具材、天ぷらなどにすると良いでしょう。
また、新鮮なうちに冷凍することで長持ちさせる方法もお勧めです。特に忙しい方は、皮を剥がずにそのまま冷凍できる手軽さが便利です。
食べる予定がないとうもろこしは、早めに冷凍することでしなびるのを防ぎましょう。
