冬場、キッチンは特に寒さが厳しい場所です。
特に床からの冷気や、勝手口の窓から吹き込む冷たい風は無視できないほどです。
そこで、費用をかけずにできる対策から、予算を投じてでも解決したいケースまで、5つの暖房対策をお伝えします。
勝手口の寒さの原因
キッチンの勝手口ドアに暖房対策を施すことで、全体的な快適さが向上します。
重要なのは、どこから冷気が入ってくるかを特定することです。
主に、勝手口のドアが原因であることが多いです。原因としては以下の2点が考えられます。
- 勝手口ドアの隙間からの冷気
- 勝手口ドアの窓ガラスからの冷気
これらを把握すれば、寒さ対策はより効果的に進められます。
勝手口の寒さ対策
勝手口ドアからの冷気対策としては、
- ドアの前にカーテンを設置する
- ドアの隙間に隙間テープを貼る
- ドアの窓ガラスに断熱材を貼る
これらの方法が、冷気対策に効果的です。これらの中から、実施しやすい方法を選んで、冷気の侵入を防ぎましょう。
勝手口ドアの暖房対策にはカーテンが最適
勝手口ドアの暖房対策にはカーテンが最適です。
先ほど、勝手口ドアへの冷気対策として3つの方法をご紹介しましたが、エアパッキンや断熱シートだけでは万全ではない可能性があります。
また、エアパッキンの見た目が好みに合わないこともあるでしょう。
隙間テープは有効ですが、窓付きドアの場合、窓からの冷気を完全には防げません。
そこで、勝手口全体を覆うカーテンがおすすめです。
カーテンの取り付けは思いのほか簡単です。用意するものは次の通りです。
- 突っ張り棒
- リングランナー
- シンプルなデザインのカーテン
これらを用意すれば、手軽に寒さ対策ができます。
突っ張り棒にリングランナーを取り付けて、ドアの開閉に影響がないよう上部に設置します。
次に、リングランナーにカーテンを通して吊り下げるだけです。
断熱シートは貼り方によっては気泡ができることがあります。
エアパッキンも見た目が気になるかもしれませんが、カーテンなら取り付けが容易で、キッチンのデザインにも合わせやすく、快適な料理の時間を過ごせます。
ただし、カーテンとコンロの間の距離は注意が必要です。
適切な距離を保てば問題ありませんが、近すぎると火災の危険性がありますので、安全面には特に注意してください。
勝手口ドア用カーテンの選び方のポイント
勝手口ドア用カーテンの選び方のポイント 厚みのあるカーテンは冷気を遮断する効果がありますが、あまりに厚すぎると自然光を遮ってしまい、日光の温かみも失われます。
光が不足するとキッチンが寒々しい印象になることもあります。
そのため、適度な厚みで光を調節できるカーテンやロールスクリーンが最適です。
ただし、キッチンの勝手口用としては、断熱効果だけでなく防炎機能も備えたカーテンが理想的です。
価格は少し高くなるかもしれませんが、勝手口の冷気対策にカーテンを新調する際は、「防炎」と「断熱」機能を重視して選ぶと良いでしょう。
特に寒さ対策を目的としたカーテンを選ぶ場合、床に届く丈のものを選ぶことがポイントです。
カーテンと床の間に隙間があると、そこから冷気が入り込む可能性があります。
厚手の高価なカーテンが手に入らなくても心配はいりません。
「丈」を重視して選ぶことが重要です。 まとめると、チェックすべき3つのポイントは以下の通りです。
- 防炎機能
- 断熱性
- 床にほぼ届く長さの丈
これらを全て満たす勝手口用のカーテンはなかなか見つからないかもしれませんが、1つまたは2つの要素を満たすカーテンやロールスクリーンを選ぶことを推奨します。