皆さんのご家庭では、雨戸をいつも閉じていますか？特別な天候や留守にする時だけでなく、一日中閉じたままにしている家庭も珍しくありません。
しかし、このような状態が室内の湿気やカビの問題を引き起こす可能性があります。
本記事では、雨戸を常時閉じておくことの利点と欠点について、換気や安全性の面から探求します。
雨戸を常に閉じていると湿気は溜まる？
雨戸を常に閉じていると湿気は溜まるのでしょうか？ 結果から言うと、雨戸を閉じっぱなしにすると湿気が溜まります。
雨戸を閉じると、太陽の光が完全に遮られてしまい、部屋の中の空気が乾燥しにくくなります。
さらに重要なことに、雨戸を閉じているということは、窓自体も閉じられているということです。
どんな建物でも、換気は必要不可欠です。
特に木造の家やアパートの場合、換気は建物の寿命に直接影響を与える大切な要素です。
木造住宅にとっての大敵は「火災、シロアリ、湿気」とされています。
雨戸を閉じっぱなしにすると、まず「湿気」が発生し、その結果「シロアリ」が発生する可能性があります。
さらに、湿気が溜まると、カビが急速に増殖することもあります。
カビはアレルギーを悪化させるだけでなく、住宅の寿命を短縮する恐れもあります。
家を長持ちさせるためには、換気の重要性は非常に高いです。
雨戸を閉じっぱなしにすることは、この必要な換気を阻害する行為であるため、推奨されません。
雨戸のセキュリティ効果と対策
雨戸は通常、悪天候から住宅を保護する目的で使用されますが、盗難防止にも効果があるのでしょうか？
シャッターには防犯に対する有効性があります。
ここでは、シャッターがどのように防犯に役立つかを詳しく解説します。
多くの場合、泥棒は玄関よりも窓からの侵入を選びます。
最近は玄関のセキュリティが強化されており、侵入が難しくなっています。
しかし、窓のセキュリティはまだ充分ではなく、比較的容易に侵入できることが多いのです。
泥棒が窓から入る際、ガラスを割って侵入することが多いです。
雨戸はガラスよりも破壊しにくいため、侵入に時間がかかり、泥棒が諦める可能性が高まります。
ただし、長期間の不在時に雨戸を閉めっぱなしにするのはリスクが伴います。
夜間に雨戸を閉めるのは構いませんが、長期間、特に晴れた日中に閉まっていると、泥棒に不在であることが伝わる恐れがあります。
長期不在時の防犯対策
長期不在時の防犯対策を紹介します。
タイマー機能付きの電動シャッターの使用
タイマー機能付きの電動シャッターが推奨されます。
長期不在時のシャッターを閉めるリスクを考慮して、タイマー機能付きの電動シャッターが便利です。
リモコンやスイッチで事前に設定すれば、指定した時間に自動で開閉します。
これにより、不在時でもシャッターの開閉が行われ、不在であることが外から分かりにくくなります。
電動シャッターは操作が静かで簡単であり、窓を開けずに閉めることができます。
これにより、雨や虫の侵入を防ぎ、室温の変化も抑えることが可能です。
電動シャッターの価格は種類によって異なります。
他のシャッターに比べると価格は高めですが、防犯効果やその他のメリットを考慮すると、その価格も納得できます。
外出先から操作できる照明の活用
長期間家を空ける際は、シャッターを開いた状態にしておくことが良いでしょう。
夜間にはタイマー付きのライトやスマートフォンで遠隔操作できる照明を使用し、家に人がいるように見せかけることが効果的です。
これにより、泥棒が侵入を躊躇う効果が期待できます。
まとめ
常に閉じた状態の雨戸について、その効果と問題点を考察しました。
雨戸をずっと閉めておく場合、換気システムの活用、部屋での洗濯物干しを避ける、布団を常に敷いたままにしないなど、湿度対策をすることが大切です。
常に暗く湿気の多い部屋は、カビの理想的な成長環境になります。
湿気がカビを招き、一旦発生すると、除去は非常に困難な作業になります。
また、常に閉じた雨戸やシャッターは、心理的にも好ましくない影響を及ぼすことがあります。
太陽の光も風も入らない部屋に長時間いると、気分が沈みやすくなります。
特に、うつ病になりやすい人には、このような環境は避けた方が良いでしょう。
加えて、防犯の面からも、長期間の外出時には雨戸を閉め続けることは避けるべきです。
長期間閉めっぱなしの雨戸は、不在のサインとなり得るためです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
