メレンゲづくり失敗する理由と解決策！アレンジ方法についても！

シフォンケーキ、ロールケーキ、マカロン作りには、メレンゲの調整が重要です。

メレンゲがうまく泡立たないと悩んだことはありませんか？

この記事では、メレンゲが上手く作れない原因と、泡立ちが悪いときの対策をご紹介します。

さらに、失敗したメレンゲの利用方法もお伝えします。

 

メレンゲとは何か

メレンゲは卵白と砂糖を混ぜ合わせて泡立てたものです。

卵白の泡立ちやすい性質と、泡を安定させる能力を利用して、シフォンケーキの生地やフリッターの衣などに使用されます。

メレンゲは以下のようなさまざまなスイーツに使われ、軽い食感を提供します。

 

メレンゲの作り方

メレンゲには主に三つの作り方があります。

フランス式メレンゲは最も一般的で、卵白に徐々に砂糖を加えて泡立てます。

イタリア式メレンゲでは、軽く泡立てた卵白に温かいシロップを加えて作ります。

この方法で作ったメレンゲは安定しており、ムースやデコレーションに適しています。

スイス式メレンゲは湯煎で卵白と砂糖を温めながら泡立てる方法で、形が崩れにくいため、冷たいデザートやデコレーションに最適です。

 

家庭でメレンゲを作る場合は、フランス式が一般的で、初心者にはこの方法が推奨されます。

 

メレンゲが上手くいかない理由

メレンゲが十分に泡立たないとき、考えられる原因はいくつかあります。

メレンゲ作りでよくある問題を挙げてみましょう。

これらの問題点について詳しく解説します。

 

砂糖を急に大量に加えること

砂糖を一度に大量に加えると、泡立ちが悪くなります。

砂糖が持つ泡を安定させる性質と、水に溶けやすい性質のため、卵白の中の空気が逃げやすくなります。

まずは卵白を少し泡立ててから、砂糖を段階的に、3回に分けて加えると良いでしょう。

また、泡立て時間が短いと、十分な泡立ちには至りませんので、適切な時間を確保してください。

 

十分な泡立て時間をとらないこと

手動で泡立てる場合、電動ミキサーを使わないと、5分から10分、場合によっては15分程度かかることがあります。

卵白と砂糖をしっかりと混ぜ合わせることが重要で、一貫して迅速に作業を行うことがポイントです。

特に初心者の方は、ハンドミキサーの使用をお勧めします。

 

調理器具に水や油が残っていること

泡立て器やボウルに水や油が少しでも付いていると、メレンゲの泡立ちは悪くなります。

わずかな水分や油でもメレンゲが分離する可能性があるため、使用前には調理器具を丁寧に洗い、完全に乾かすことが大切です。

 

使用する卵が新鮮でないこと

古い卵を使うと、泡立ちが悪くなることがあります。できるだけ新鮮な卵を使用しましょう。

卵白に卵黄が混入してしまうこと

メレンゲには卵白だけを使用します。

卵黄が混ざると、その油分が気泡を破壊し、泡立ちを悪くします。

卵白と卵黄は慎重に分けることが重要で、エッグセパレーターの使用が便利です。

 

泡立て過ぎる、または泡立てが均等でないこと

泡立て過ぎや不均一な泡立ては、メレンゲが粗くなったり、水分が分離したり、ツヤが失われたりする原因になります。

ボウルを回しながら、端まで均等に泡立て、混ぜ過ぎないことが重要です。

ツノがしっかりと立つ程度に泡立てたら、それ以上は混ぜないようにしましょう。

 

メレンゲがうまく泡立たない時の対応策

メレンゲに油や水が混入した場合、修復は難しいですが、その他の状況では以下の方法で改善することが可能です。

 

メレンゲを修復するには、冷やすか温めるかのどちらかの方法が効果的です。

複数の方法を試してみることをお勧めします。

 

失敗したメレンゲの再活用方法

メレンゲが思ったようにならなくても、捨てずに他のスイーツ作りに活かしましょう。

例えば以下のようなものがあります。

レシピサイトには、失敗したメレンゲを利用したレシピがたくさん掲載されています。

 

ラングドシャの作り方

失敗したメレンゲを使った簡単なラングドシャレシピを紹介します。

サクサクした食感が魅力のこのクッキーは、元々卵白を使って作られます。

失敗メレンゲに薄力粉を加えるだけで簡単に作れます。

 

必要な材料

• 失敗したメレンゲ
• 薄力粉
• お好みでココアパウダー、抹茶、紅茶など

作り方

1. 失敗したメレンゲに薄力粉をふるい入れて加えます。
2. 生地を切るようにして混ぜ合わせます。
3. クッキングシートを敷いた天板に、スプーンで生地を丸く置きます。
4. 170度に予熱したオーブンで約15分焼きます。

 

さらに、お菓子以外でも、例えば卵焼きに入れると美味しくなりますよ。

 

メレンゲ作りのコツまとめ

メレンゲを上手に泡立てるための重要なポイントをお伝えします。

成功への道は次のようなコツにあります。

• 泡立て器やボウルは使用前にしっかりと洗い、完全に乾燥させましょう。
• 卵は新鮮なものを選び、使う前に冷蔵庫でしっかり冷やしておくことが大切です。
• 卵白と卵黄は完全に分けることが重要です。
• 砂糖は、卵白を少し泡立てた後、少しずつ3回に分けて加えると良いでしょう。
• 卵白が均等に泡立つよう、ボウルを回しながら泡立ててください。
• 電動ハンドミキサーを使うと、泡立て時間を大幅に短縮できます。
• メレンゲがしっかりツノを立てるまで泡立てたら、それ以上は混ぜないようにしましょう。

メレンゲの扱いは繊細です。失敗しても諦めず、何度でも挑戦しましょう。

目指すは完璧なメレンゲです。

もしメレンゲが上手くいかなかった場合でも、シフォンケーキやスフレ以外のスイーツ作りに活用することができます。

柔軟にアイデアを変えて、美味しいスイーツ作りを楽しんでください。