水で濡れてしまった書籍を冷凍法で救おうとしたけど、思うようにいかなかったことはありませんか？
成功させるためのポイントは、書籍を開かずに表面の水分を拭き取り、冷凍する際にジップロックの開口部を開けておくことが大切です。
では、冷凍以外にどのような修復方法が存在するのでしょうか？
この記事では、水に濡れた書籍を冷凍で修復する際のコツと、その他の修復方法を紹介します。
水濡れ書籍の冷凍修復コツとは？
予期せぬ雨で教科書や本がびしょ濡れになることがありますね。
そのような時、冷凍庫で乾燥させる方法があるとは聞くものの、実際は上手くいかないことも少なくありません。
ここでは、失敗を避けるためのコツをご紹介します。
- 最初に本を開かずに表面の水分を軽く拭き取ること
- ジップロックを利用する場合、袋の口を開けた状態で冷凍庫へ入れること
- 乾燥させる際には、本を平らで重い物の下に置いて均一に乾かすこと
まず最初にすべきことは、本を開かずに表面の水分を軽く拭き取ること。
そして、ジップロックを利用する場合、袋の口を開けた状態で冷凍庫へ入れることが重要です。
これにより、乾燥のための空気の流れを確保します。
乾燥させる際には、本を平らで重い物の下に置いて均一に乾かすことがポイントです。
不均一な場所で乾燥させると、本が変形する原因となります。
水に濡れた本を元通りに戻すには、冷凍してから適切に乾燥させるプロセスが重要です。
ただ冷凍するだけでは十分ではなく、適切な乾燥が必要になります。
最後に、冷凍が難しい場合に試すことができる代替方法についても見てみましょう。
冷凍庫で立てられない濡れた書籍の対処法
冷凍庫で書籍を乾燥させようとした際、書籍が自立しないという問題が生じることがあります。
このような状況に対処する方法をご紹介します。
書籍が冷凍庫内で自立しない時は、既に冷凍してある他の品物の間に挟んで立てかけるという手があります。
書籍を自立させて冷凍すると、元の状態へ戻りやすくなりますが、水に濡れていると自立が難しいことも。
そんな時は、他の冷凍食品などを利用して支えると良いでしょう。
これにより、書籍をきれいに乾燥させることができます。
では、冷凍乾燥に要する時間と、その時間を短縮するコツを見ていきましょう。
濡れた書籍を冷凍乾燥するのに必要な時間とは？時間短縮のコツ
濡れた書籍を冷凍乾燥する際には、どのくらいの時間が必要か、また、そのプロセスを速める方法があれば知りたいものです。
通常、書籍を冷凍庫で保管する時間は、最低でも1日を目安にします。
書籍の表面の水分をあらかじめ拭き取っておくことで、乾燥プロセスを加速させることが可能です。
ページがめくれやすい場合には、紙を間に挟むことで乾燥を促進できます。
書籍の厚さや濡れ具合によっては、1日以上冷凍する必要が出てくることもあります。
1日たってもまだ湿っている場合には、冷凍時間を長くしてください。
冷凍時間をできるだけ短縮したいなら、表面の水分をできるだけ取り除くことが重要です。
これにより、冷凍乾燥の際に減らすべき水分量が少なくなり、必要な時間も短くなります。
ページがめくれそうなら、紙を挟んでさらに時間短縮を図ることができます。
最後に、冷凍以外の書籍修復方法にも目を向けてみましょう。
水濡れした書籍の冷凍以外での修復方法
水に濡れてしまった書籍を直面する問題には、冷凍法以外にも様々な対処法が存在します。
この記事では、冷凍以外の方法で書籍を元通りにする方法に焦点を当てて説明します。
具体的には、アイロンやヘアドライヤーを使った乾燥方法があります。
アイロンを使った修復
アイロンを使った修復は、以下の手順で行います。
- 書籍から余計な水分を慎重に拭き取ります。
- ページの間に保護布を挟んで、ドライ設定の低温でアイロンをかけます。
- ページに直接圧力をかけずに軽くアイロンを当てることでシワを取りやすくなります。
- 形を整えるために何か重い物を上に乗せてしばらく放置します。
以上で修復は完了です。
ヘアドライヤーを使った乾燥
ヘアドライヤーを使用する乾燥方法は以下の通りです。
- 書籍の水分をしっかりと拭き取ります。
- ヘアドライヤーで優しく乾かしつつ、ページが破れないように注意しながら均等に乾燥させます。
- ページが波打ち始めたら、重しを使って形を整えつつさらに乾燥させます。
- ページが平らになったら、ヘアドライヤーで再度乾燥させます。
以上で作業は終了です。
まとめ
書籍が水に濡れた場合、最初に重要なのは本を開かずに表面の水分を拭き取ることです。
冷凍を利用する際は、ジップロックの口を開けて保管し、乾燥する時は平らな場所で重しを使うことがおすすめです。
冷凍庫で書籍が立たない時は、他のアイテムを支えとして使うのも一つの方法です。
一般的に、書籍を冷凍する場合、最低1日はその状態で保持することが望ましいですが、1日たっても湿った状態が続く場合は、冷凍時間を延長する必要があります。
冷凍以外で書籍を修復する際に、アイロンやヘアドライヤーを使用すると、表面の水分を効率的に除去し、乾燥プロセスを速めることができます。
ページがめくれそうな時は、間に紙を挟むことでさらに早く乾燥させることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
